よくあるご質問
2022.08.08
- マッサージとあん摩の違いは何ですか?
- [マッサージ]はあん摩の技術がフランスにわたり、日本に逆輸入したもので、服を脱ぎ、パウダーやオイルを塗り手足の先のほうから心臓のほうに向かい行い、主に浮腫やリンパの流れをよくするのに適しています。[あん摩]は奈良時代に中国から伝わり、服や手ぬぐいの上から行います。科学的裏付けが不十分なのですが、長年の歴史からツボ(経穴)や経絡を考え技術的に効果の高い方法が多く含まれています。私のやりかたは、あん摩の技術に理論の光を当てた方法(筋筋膜摩擦伸長法)で、それだけで十分な効果があるのですが、鍼は必要に応じて使います。
- 整体とあん摩・マッサージ・指圧との違いは何ですか?
- 整体は「手などの力で、骨格のゆがみを矯正し、身体の均斉をとることにより、健康増進・体質改善などをはかる」方法です。あん摩・マッサージ・指圧は、治療を目的に、手や指等で、もむ・さする・おす・たたく・ふるわせる・引っぱるなどにより血液循環を改善し、新陳代謝を促し、痛みをとり、リラクゼーションを起こします。
- あん摩・マッサージ、鍼灸で効果のある症状や疾患は何ですか?
- 肩こり・腰痛・頭痛・頭重・倦怠感・疲労・食欲不振・便秘・不眠・冷えなどや、神経痛・麻痺・脳卒中後遺症・リウマチ・本態性高血圧などです。そのほかむち打ち・骨折・脱臼・捻挫等で腫れや痛みが残った様な場合です。
- 鍼灸はなぜ効くのですか?
- 鍼やお灸で身体の一部を刺激すると、モルヒネのような役割をもった体内麻薬(内因性オピオイド)が放出され、モルヒネ様の効果が出ます。また、鍼やお灸の刺激は、血行を促進し、痛みや疲労の原因となる物質を老廃物として
排出します。さらに自律神経を介して心臓・血管や胃腸などに作用してその働きを調節します。免疫力向上にも鍼やお灸の効果があるされています。
- 鍼が怖いのですが。鍼は痛いですか?
- 人により鍼を怖がる人がいます。その場合はマッサージやストレッチで対応してゆきます。一人一人の状態によって鍼を行ったほうが良い場合や、鍼を行わなくても効果が上がる場合があるため、ケースバイケースで判断して治療をします。注射針は竹を斜めに切ったような針先のため組織を切ってゆきますので痛いのですが、鍼の先は松葉の先のようにとがっており組織を分けて分け入りますので、原則的に痛くありません。場合によっては刺したかどうかわからないこともあります。時に鍼が身体に入ってから奥のほうで、「ズン」と響くことがあります。これは人により好き嫌いがあります。
- 鍼の消毒は大丈夫ですか?
- 一人一人にディスポ―ザル(使い捨て)の針を使いますので、人から人への感染の心配はありません。皮膚も酒精綿で十分消毒して刺鍼しますので清潔です。
- 子供でも鍼を受けられますか?
- 子供で鍼を怖がる場合は皮膚鍼(皮膚をこする)や置鍼(皮膚に貼る鍼)、マッサージなどの方法を選んで行います。
- 灸は熱くないですか?
- ご希望があれば灸をしますが、皮膚を焼くような灸はやりません。温灸といい温めるような方法や、鍼を刺し鍼の頭に灸を燃やす灸頭鍼はとても気持ちがいいものです。
- なぜ慢性腰痛の原因が不明の割合が多いのでしょう?
- 慢性的な腰の痛みで病院へ行くと、レントゲンやCT、MRIなど体の中を画像化する検査で原因を探ろうとします。しかし筋肉に原因がある場合は画像に映りにくいため、これらの検査と同時に問診・触診が重要になります。ただ触診技術は多くの経験が必要なため、現代医療ではおろそかになってしまうことがあり、その結果原因不明と判断されてしまうことが多いように思われます。
- 保険は使えますか?
- 保険医療は行いません。東洋医学の対象は神経系疾患や運動器系疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、代謝内分泌系疾患、生殖・泌尿器系疾患、婦人科系疾患、耳鼻咽喉科系疾患、小児科疾患等広範囲にわたっています。保険医療だと扱える疾患が非常に狭くなってしまいます。また保険医療で行うと治療側も患者様も「なーなー」になりがちであることを長年病院に勤めた経験から感じています。治療側も受ける側も真剣に向かい合うことがいいと思っています。
つくば市 腰痛・痛み マッサージ・はり・運動療法