長年腰痛症患者さんを数多く診てきましたが、筋肉が原因のことがほとんどでした。
ところがレントゲンやCT,MRIではその悪いところを見つけるのが難しく、画像検査と同時に患者さんの体を触る触診が重要になります。
背中の筋(背筋)の触診は座った姿勢では反射的に緊張しており、寝かせて筋肉をリラックスさせて行わないと、悪いところを探すことができません。
また触診技術は数多くの患者さんを触ることでしか高めることができません。さわることで腫れ、熱感、ざらつき、痛み、コリ等いろいろなことがわかります。
聖路加病院名誉院長の故日野原重明先生が「問診と触診で8割がた解る、あとの2割を検査で確かめる。」と言われていました。
日野原先生には到底及びませんが、私も問診と触診で7割がた原因がわかると思っています。
検査技術が進歩して体の深いところまで画像化できるようになったことはとても喜ばしいことですが、反面それほど重要な問診、触診が現代医療では十分に行われなくなったように思われて仕方がありません。
病院で診てもらったが、また症状がぶり返してしまうというような方は是非一度当院を訪ねてみてください。
つくば市 慢性腰痛・痛み専門 マッサージ・はり・運動療法
みどりの鍼灸院
次回は触診が重要と思われる例として、以前簡単に説明した脊柱管症候群について詳しく説明します。